細胞培養における再現性という課題に、アステラス製薬がAIとロボットの連携で挑んだ開発事例を、弊社HPにて公開いたしました。本取り組みを主導された井上 敦様(アステラス製薬)へのインタビュー形式でご紹介しています。
細胞医薬品の実用化において、こうした課題は長年の壁となってきました。
とくに分化誘導が必要な長期培養では、条件検討を行う際にも膨大な時間とコストがかかり、
「たくさんの条件は検討できない」「思ったほどいい結果が出ない」といった細胞培養特有の課題が、現場を悩ませてきました
アステラス製薬 × Robotic Biology Institute(RBI)× エピストラの3社連携によるケーススタディ「NK細胞分化プロセスの最適化」では、前述の課題を解決し、次世代の細胞医薬品製造の実現に向けて新たなアプローチを提示しました。
ロボットを用いた実験自動化により、「ブレない培養」を実現
(CV値5.9%)
ロボットによる高精度データを基盤に、Epistra の実験条件最適化AI Epistra Accelerate で条件最適化。
わずか3ヶ月という短期間で、文献報告と比較して
50倍から100倍の収量条件を多数発見。
Epistra Accelerate による条件空間のモデル化により、有効な条件範囲(デザインスペース)の推定に成功。
プロセス開発の初期段階からQbD(Quality by Design)を意識した検討が可能に。
インタビューでは本取り組みの背景や成果について、プロジェクトをリードされたアステラス製薬株式会社の井上 敦様にお話を伺いました。
AIやロボティクスを活用したプロセス開発に関心のある方は、ぜひご一読ください。